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Stiff stuff [イギリス留学記]

さて、次なるフォークですが。。。

これにしました。
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Bonzのフォークです。

イギリスにはTartybikesさんというトライアル専門通販ショップがあります。
国内は送料も掛からず、次の日には届けてくれます。助かります。

通販サイト自体は、日本でもご存知の方も多いと思います。
最近は日本で手に入らないものは無いので、わざわざ海外通販する人はあまり居ないかと思いますが、このホームページのVideoコーナーにある動画だけでも見る価値ありです。
イギリスのえげつないストリートとか、コンペのライダーも凄い動画があります。

なぜこのフォークにしたかと言うと、やっぱり少々重くてもカッチリしたフォークが好きなのと、珍しくディスク台座がポストマウントだから。
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私はポストマウントのキャリパーを使っているので、台座にアダプターを介さずダイレクトに取り付けることが出来てスッキリします。
多少の軽量化にもなってるかも知れませんが、そもそもこのフォークが軽い部類では無い(笑)

そして、ディスクブレーキは重いもんだと思って使うべし。ですよね。


交換して軽く乗ってみましたが、やっぱり新しいフォークは良いです。
商品説明でも剛性のあるフォークという評価ですが、期待通りしっかりしてます。

恐らく最強レベルだった、Trialtechと比較しても、、、??

4年も前の新品状態の記憶なんて分から〜ん!!

クラック入ってギシギシいってた前のフォークよりは遥かに剛性がありますが、それは新品になったからなのか、BonzのほうがTrialtechより元々剛性があるのか、どっちか分かりません。。。

・・・はい。いつもの通りです。比較になりませんね(笑)

でも多分、私のカン(勘)ピューターの計算によれば、Bonzのほうが剛性がありそうです。


4年間、お疲れ様。
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時は流れ、遠山の金さん仕様から、なぜか「よーじや」シールが貼られている(笑)

※「よーじや」は京都の有名な油取り紙のお店です。チャリとは何の関係もない。 少し和風テイストを入れたかった。ただそれだけ。

4年って。 [ショック!!]

4年。長いと思いますか?短いと思いますか?

さて、ヘッドパーツのグリスアップで解消されたと思ったフロント周りの異音。
やっぱりまだ完全に直ってない。。。

ハンドルクランプでも、ヘッドパーツでもなく、
本当のホントの答えは、、、

フォークにクラック入ってた(爆笑)


ヘッドパーツが「パキパキ」鳴っていた時には掻き消されて気付かなかっただけみたい。ヘッドがパキパキ言わなくなって快適だな〜って乗ってたら、フォーク引っ掛けて突き出しする時なんかに「ギシッ」とか「ミリッ」と言う感じの音が鳴るんですね。


さて、今使っている、TRIALTECHのSportというフォーク。
使い始めたのはなんと約4年前。

ストリート用のクロモリフォークなどを除けば、恐らく世界最強のフォークだと思います。

4年も持てば十分な寿命ですが、それだけの期間が経つと逆に「このフォークは一生折れないんじゃないか」と安心しきっていて、クラックのチェックなんて最近全然してなかった(笑)

しかしトライアルに「一生もの」というパーツは存在しない。

・・・ただ一つの例外を除いて。
Chris Kingのリアフリーハブ。こいつだけは絶対の信頼を置いています。
かれこれ10年近く使って来たけど、裏切られたことがありません。

たまに「なんで今どきリアフリーハブ使ってんの?」と聞かれることがありますが、理由はただ一つ。
だってKINGだから(笑)
フロントフリー用のフリーギアも、最近は良いものが登場していますが、10年壊れず信用し切れる物はいまだに出て来てないんじゃないか。


しかし、イギリス生まれのフォーク、生まれ故郷に帰って来てから死ぬとは。。。

Rub - Lube - Love! [イギリス留学記]

さて、しょーもないタイトルですが(笑)

メンテ不足の私のチャリ、
乗るといろんな所から「パキパキ」音が鳴るんですね。。。
最近は特に、ハンドル周り。

少し前の記事で、ハンドルクランプはグリス塗るのが正解?塗らないのが正解?
ということを気にしていたのですが、答えが出ました!

パキパキ音はハンドルクランプでなく、、、ヘッドパーツでした(笑)
ちょっと真面目に整備をしたら解決しました。。。

チャリの部品って、パイプ、あるいは中空の部品が多い。
こいつらは管楽器みたいに音を反響させるので、実は音が聞こえる場所と実際に鳴ってる場所が違うということが良くあるそうです。

ハンドルが鳴っているように見えて、実はBBが緩んでいるとか、時にはペダル!!なんてこともあるみたい。
異音がするけど原因が分からない、、という方、意外な所に犯人は居ますよ(笑)

最近のトラ車は軽量化のためか、ほとんどがインテグラルヘッドになってますね。
でも、こいつはその構造上、緩みが出やすい、というか少し緩んだ時にパキパキ音が出やすいような気がします。
上下をテーパー状のベアリングシートで受けて、ヘッドキャップのプリロードでテンションを掛ける構造になっているので。

一度ベアリングを外して、テーパー状のシート部にグリスをしっかり塗って組み立ててやれば解決。

さて、なんでこうなったかと言うと、イギリスにチャリを送る時に、ハンドルやフォークを全部外したんだけど、そうするとヘッドのベアリングがポロッと落っこちる訳ですよ。

輸送途中でベアリングだけが無くなっていたりしたら泣くに泣けないので、
外してビニールパックに入れて、フレームにガムテープでくっつけておいたんですね。

で、それをそのまま、、、グリスも拭い取っていたけど、「ま、いっか。。。」と。

「擦れる場所、締める場所にはグリスを。」これで幸せ。皆さんも忘れずに。。。

Red bricks [イギリス留学記]

さて、少しずつ日が延びてきて、暖かくなって来たのでボチボチ乗っていきます。

とは言え、車は修理中、今日も家の修理、、、というわけで、家の近所でちょい乗りです。
今日は少し動画を撮ってきましたが、単調なステアで出来ることの確認です。

少し前の記事にも書きましたが、こういう段差は自分の高さのだいたいの限界をつかむのには適しています。もちろん平地のきれいなステアでの限界だけど。

自然で乗ってると、「この岩を登ってやる!」とか、「このラインを攻略しよう」と言うのがまず頭にあるので、やろうとしてる所の高さや距離などは具体的な数値としては意識していません。
地形の絡みがあって、例えば平地での1mと岩での1mは体感する高さも全然違います。

でも、平地でどの位飛べるかを理解しておくのは大切です。


https://youtu.be/yk9UZxniVd4

最初の段差がちょうど1mくらいで、私が快適にステアすることが出来る高さ。
基本的に私はパラ系のほうが得意なので、パラだとまだ余力があります。
ステアはもう少し高くなると限界が来ます。

2番目の段差は110〜115cmの間くらいだと思います。もうハンドルバーの端っこの高さよりも上になるのですが、このくらいになると少し壁に対しての恐怖感のようなものが出てきます。
この高さはパラだと上がれますが、ステアだときれいな上がり方が出来ません。
(※しかも少しダム型で楽なはずなのに。。。)

3番目が今のところパラの限界です。
2番目の段差とそんなに変わらないように思うんですが、数cmだけ高いです。
これは上がれる確率は低いです。今日は撮影中には上がれませんでした(涙)。

今日の体調的にはイケル感触がしていたのですが、こう言う日に限ってチャリのほうの調子が悪いのでそそくさと退散してきました(笑)

チャリが何だか異音祭りになりつつあります。
メンテしないと。


まあとにかく、ちょっと前の記事にも書いたけど、今の限界はやっぱりパラ115cm、ステア105cmくらいのようです。
(オンタイヤのシングルを前提として)

距離跳びはまだ測ってません。ちょうど良い場所がないので。
でも、「パラx2倍の法則」に当てはめると、230cmくらい行けたらいいな〜。。。

ちなみに、今の所、こっちのライダーで私より飛べない人を見たことがありません。
ビリッケツです(涙)
日本では30過ぎのおっさんにしては飛べてるほうだと思ってたけど、実際大したこと無いですね。
・・・筋トレしよ。


ところで、今は新しいVブレーキのテスト中ですが、かなり良いです。
新しいと言っても、新しくないんですけどね(意味不明)
またそのうち記事にします。では。

Sunny Sunday [イギリス留学記]

先週の日曜日は私の住んでるバーミンガムでストリートジャムがありました。

Flipp君の最新の動画にその時の様子が少し収められています。
動画はこちら
相変わらず超スタイリッシュ。

必然とノーブレーキに注目してしまいますが、高さ&距離も実はとんでもないです。

動画では段差の大きさって伝わりにくいかも知れませんが、この動画の1:00付近のバニーホップ。
これ、120〜130cmくらいあるんです(驚)。

私はその横の階段を2段上がったあたり(1mくらいの高さ)で遊ぶのが精一杯。

彼は「ノーブレーキのわりには凄い」という次元を超えています。
私だって、ノーブレーキライディングは出来る。ノーブレダニパラとかもやろうと思えば、80cmくらいなら出来ます。
でもそれって、「ある制約の中で出来ること」の域を超えていない。

例えが良くないかもしれないけど、
昔、学校のテストなんかで決まって「おれ、全然勉強してないよー」と言う子が居た。
その割りに「まあまあの点数」を取っているんだけど。
そして、実はそれなりに勉強してるって事実を隠している場合が多い(笑)

これって、その「まあまあの点数」を良く見せる為に、自分に勝手に前提を付けてるんだよね。

「全然勉強してない」という前提を付けると、
「勉強してない割には、点数が良い」=「勉強したらもっと良い点取れるんだぜ」
っていう言い訳ができる。


Flipp君は、初めの頃はブレーキレスっていうフィルターを通して「ブレーキレスなのに、凄い」という見方で見ていたように思う。

けど、今は純粋にライディングを見て、凄いと感動した後で、バイクを見て、「あ、そういえばブレーキ付いてないチャリでやってたんだ。。。」と改めて感動することが多い。


ちなみに、彼が友達の「ブレーキ付き」のチャリを借りて乗っている所を見ると2重に驚きます。
めちゃくちゃ上手いんです。
まあ「ブレーキ無し」がすでに制約とは呼べない状態になっている彼が、ブレーキ付きに乗れば上手いのは当たり前のように思いますが。。。


あ、そう言えば彼の一言で面白かったものを一つ。

私がリアにVブレーキを使っているのを見て、
F)「Vブレーキ使ってんだ?」
私)「だってオイル漏れとかに悩まされないから良いんだよ」
F)「おれのチャリもオイル漏れしないぜ!」
・・・そりゃあ、ブレーキ付いてないもんね(笑)

Creaking [イギリス留学記]

正直に言って最近あまり乗れてません(汗)

まず、年末に買ったロバ子ちゃん(車)が早くも壊れた。
出先ではなく、家の駐車場だったので良かったが、
ロードサービス(日本で言う、JAF)を呼ぼうとしたら会員じゃないからどうのこうの、、、さらに、路上は(きっと緊急性が高いから)良いけど、家の駐車場で壊れた場合にはどうのこうの、、、

・・・と言われて面倒くさくなり、じゃあ自分で直すか、、と部品を注文。
宅急便ですぐに来るはずが、、、待てど暮らせど来ない。
聞いてみると「配達中に無くなっちゃったみたい。。。」と悪びれた様子もなく仰るステキな配達員さん。
新しい部品を改めて送ってもらいましたが、2回目はやたら対応が早かった(笑)。
1回目から本気出しなさいよ。。。

イギリスに限らず、海外の宅急便って結構適当らしい。
まず、時間指定が出来ない場合が多いので、いつ来るか分からないので外出できない。
何故なら、不在にしているともっと面倒くさいことになります。

1)不在票を残しておかない配達員が居る。
2)玄関の横の草むらとか、塀の陰とかに隠して置いて行ってしまう。
3)隣の家の人(もちろん面識無い他人)に勝手に預けていってしまう。

とまあ、日本だったらちょっと信じられないことをやってくれます(笑)
3はまだやられたことは無いけど、噂ではよく聞きます。
1+2の組み合わせされて、気付かなかったらどうすんのさ。。。

と言う訳で、海外の生活はちょっとしたことでも一筋縄で行かないことがあって、暮らしているだけでもそんなに余裕が無かったりします。
当然、本当はもっと乗りたいのだけど。

というわけで、イギリスに来てかれこれ半年ほど経ったのですが、本格的な自然地形で乗ったのはまだ1回だけです(笑)

しかしストリートではたまに乗っています。

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理想のVブレーキ(その6.5) [エンヂニアりんぐ]

時間がある時に一気に進めようと思ってここまで書いてきましたが、
ちょっと「待てよ〜。。。」と思ったので補足を入れておきますね。

※ちなみに何故時間があるかって?  経験した人は分かると思うけど、緯度の高いヨーロッパの冬は夜がめちゃくちゃ長いのよ。。。

さて、補足です。

これまでの「理想のVブレーキ」シリーズではワンオフのスペシャル台座を作ってVブレーキの性能向上を図ってきましたが、「おいおい、そこまでやらなアカンのか〜」とか、「そこまで金掛けるなら油圧で良くね?」とか感じる方も居ると思います。

ハッキリ言って、ここまでやらなくても適切にセットするだけでVブレーキは凄い性能を発揮します。

その辺りについては、私が改めて書くよりも
Jinkenさんの記事に大変詳しく書かれています。

☆メカの部分だけでなくて、人柄もライディングも素晴らしいライダーです。 しばらく一緒に乗ってないですが、またいつか一緒に乗りたいな。

ブレーキ本体がDeoreでも、適切にセッティングされたVブレーキなら油圧と遜色無いレベルまで余裕で行きます。
何も特別なパーツを使わなくても、市販のパーツでjinkenさんの言うように適切に組めば十分使えますよ!

私ももちろんワンオフのスペシャルパーツ以前の大前提として、ワイヤー選定や、その適切な取り回し、バネのテンションやヌードルの曲げなど、Vブレーキに関しては考えつく限りベストなセッティングをやっています。

そうです、どんな高価なブレーキも、スペシャルな台座も、それらを完璧に機能させなければイケナイので、まずはセッティングを極めることが大事です。



・・・というわけで、誤解の無いように、補足でした。

では私は何でこんなことをやっているかって?

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理想のVブレーキ(その6) [エンヂニアりんぐ]

さて、今回も計算やグラフが多いです。
興味の無い人はスルーしてね(笑)。

Vブレーキ、というか機械式のリムブレーキのほぼ全ての課題はやはりシューが円弧を描いて動くことです。

しかしその影響はVブレーキに於いて最も顕著に表れます。
今回はその辺を少し解説します。

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理想のVブレーキ(その5) [エンヂニアりんぐ]

ところで、Vブレーキ台座で商売する訳でもないのに、
こんなに一生懸命図を描いたり計算したりして、何の為にやってるんだ?

・・・なんて自問自答を思わずしてしまいました(笑)。

でもね、トライアルでVブレーキを10年以上使って来た私から見て、
世の中のほとんどのVブレーキが本来の性能をフルに発揮しないまま使われ、
「油圧信仰」により不当な評価を受け、さらにはディスクブレーキの普及により存在感も薄れつつある現状はちょっと嘆かわしい訳です。

というわけで、今回もVブレーキの改良を模索していきます。

今回は計算が多いです。。。でも大丈夫。詳しい計算は記事中は省略しています。
私もエンジニアの端くれですが、機械系ではないので、難しいことは考えず高校物理程度でザックリやってます。
なので間違ってたらご指摘下さい(笑)。

さて、前回(その4)において、Vブレーキの左右の回転軸の軸間距離が100mmであることが問題だと書きました。それをもう少し詳しく数値化して考えてみます。

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理想のVブレーキ(その4) [エンヂニアりんぐ]

さて、あれから2年以上経過しましたが、
私のブログ記事の中でもトップクラスの閲覧数を誇っているのが実はこのシリーズ。

前回作ったこのアダプターとXTRのパラレルリンクを殺してリジッド化したブレーキは、2年以上ほぼノーメンテで壊れること無く、最高の性能を発揮しています。

私と乗った人なら知ってると思いますが(あるいは動画でもわかるかな?)、私のチャリはブレーキ音がほとんどしません。
何故なら、フロントディスク+リアVブレーキだから。
・・・ですが、Vブレーキでも普通サンディングして乗ったら音するよね。。。
実は、リムブレーキのあの音って、振動で発生しているのです。

私のブレーキは、Vブレーキのピボットがベアリングで完全にガタが無く、さらにブレーキシューの前後方向の圧力の均一化、台座のたわみの低減などにより、本当にほとんど音がしません。
(※これらの解説は「理想のVブレーキ(その3)」にあります)

トライアラーの中には、あのリムブレーキの音が無いとイヤとか、中には「音フェチ」な人まで居るので(笑)、イヤな人も居るかも知れないけど、私は静かなバイクが好きです。

乗り方がドタバタしてては意味が無いんやけどね(汗)。


さて、そんな素晴らしいVブレーキに満足、、、しないのが、人間の性(さが)です(笑)。

実は、まだ妥協してやり残していることがあるのです。

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