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EchoTRハブとBonzフォーク [セッティング&メンテ]

イギリスにいた時に、長年使ったTrial techのフォークにクラックが入り、Bonzのフォークを買いました。

実はその時にちょっとした問題が発生したんです。

フロントハブにはEchoTRハブを使っていますが、Bonzフォークを組み合わせると、ハブシャフトがフォークのエンドプレートの厚みよりほんのちょっと長く、飛び出てしまうのです。

飛び出ているとハブを固定するエンドキャップがシャフトに当たってしまい、フォークにしっかりと固定出来なくなるので、とりあえずワッシャーを入れて対策しました。

こんな感じ。
スクリーンショット(2016-11-29 2.11.23).png

これでまあ問題は無いんだけど、ホイールを外した時なんかにワッシャーがポロッとどっかに行っちゃうのもイヤだしなあ、、、とか、

そもそもなんでシャフトがちょっと長く作ってあんの?
とか気になったので、色々調べてみた。

そして驚きの事実が判明。

スペーサーを外そうとしたが、固くて抜けない。。。
頑張ってようやく抜いてみたら。
DSC_0524.JPG
ベアリングの内輪が当たる部分に段付きが出来て、潰れている。。。

分かりにくいと思うので、絵で書くとこんな感じ。変形して内側にめり込んでいるんです!
スクリーンショット(2016-11-29 1.49.29).png

そう、シャフトが長くなったんじゃない。
ハブの幅が短くなっていたのだ。。。

まあ、冷静に考えれば、シャフトが伸びることは普通ないよな(笑)

と言う訳で、変形しにくいスチールのワッシャーを内側(ベアリングとスペーサーの間)に入れてあげました。
スクリーンショット(2016-11-29 2.11.35).png
まだ日通の引越時の養生シートを下に敷いてるのは突っ込まないで(笑) 引越を片付けるのが大変なんだよー


同じ現象が発生した人、
シャフトが飛び出てるからって安易にシャフトを削ってはイケません!

実は私も最初はシャフトを削ろうと思った(汗)
たまたまイギリスに居て、削る工具を全然持ってなかったので結果的に良かったのかも知れない。


なお、「お前がハブ固定ボルトをギュウギュウ締めつけ過ぎて変形させちまっただけじゃねえのか?」
と言われれば、確かにそうかも知れないのだけど、、、

けど、私の車に積む時は前輪を外す必要があるので、乗りに行くたびに付け外しが必要。
このハブを買ってから2年位は経ってるから、数百回は締め付けを繰り返したはず。

まあ、こういう部分も消耗品になるんだろうね。

CREWKERZの純正のスルーアクスルハブとフォークの組み合わせが欲しいなあ。。。
サンタさんにでも頼んでみようかな。。

(たぶん)生存報告 [何か、とりとめなく・・・]

ご無沙汰です。

さて、超不定期更新のこの幽霊ブログを見ている人が居るのだろうか、、、
ということは気にはなりますが、久しぶりに更新です。

イギリス留学記の途中でブログの更新が途絶えてましたが、無事に留学を終え、生きて日本に帰ってきています。

向こうの友達と交流するにはfacebookのほうが都合が良いということで、向こうでの滞在後半はほとんどfacebookばかり書いていました。

とは言え、このブログの内容は振り返ってみればライディング技術の考察や練習記録、機材の設計検討や工作の記録が多く、一方facebookは基本的には「どこそこへ行ったぜ!」とか、「誰と遊んだぜ!」といった日記や交流が多いので、内容の住み分けをして、両方続けて行くことは可能。

ただ、両方書くのはメンドクサイだけ(笑)

とりあえず、イギリス留学記の後編、ブレーキ関係の考察の続きなどを、気が向いたら(笑)書いていこうと思います。


なお、この更新にいち早く気付いて一番にコメントくれた方には、ささやかなイギリス土産を差し上げます。
今でも読者が居るのか本当にアヤシイので、テストです(笑)

Be socialized [イギリス留学記]

今更ながら。。。

Facebook始めました。


SNSなんて、もう今後やらないと思ってましたが、イギリスで仲間と連絡を取りあう為に始めました。

Facebookってもともと外国のほうが利用者多い、というか利用してない人のほうが少ない!
なので、私だけ利用してないと一緒に練習しようという連絡も上手く出来ませんでした。

で、こちらの友人にこの前招待してもらったので、勇気を振り絞って(?)始めました。




基本的に、SNSの閉鎖感、というか仲間内のみ、という感覚は嫌いではありません。
でもそのあまりに近い距離感が時々怖くて、今まで遠ざかってました。

ブログはもうフルオープン、誰が見てくれても構わない。
マイナーな競技だから、興味を持って検索してきた人が自由に閲覧できるほうが、何かしらの情報を少しでも持ち帰ってもらえるかも知れないし。

だから、あくまでブログは情報発信の場。
SNSは、仲間との交流の場 になると思います。



・・・という理由で始めたので、当面中身は全部英語です(笑)

私自身も恥ずかしいレベルの英語でやってるので、一緒に英語訓練したい方、イギリスライダーと交流してみたい方はぜひ頑張って英語でコメントください!

もちろん日本語でも全く問題ないです!

Bruce [イギリス留学記]

イギリスといえば、沢山のスポーツカーメーカーがあることで有名ですね。

・・・いや、一般的にはそんなに有名ではないか。。

車に興味の無い人でも、フェラーリ(伊)、ランボルギーニ(伊)、ポルシェ(独)とかの名前は出てくるけど、英国スポーツカーってピンと来ないかも知れませんね。

でも、少量生産だけど面白い(&マニアック)なスポーツカーメーカーが実は沢山あります。
シンプルなライトウェイトスポーツから、超高性能スーパーカーまで様々です。


で、うちのマンションの駐車場に何気なく止まってるコレ。
DSC_0182s2.jpg
なんと言う車か分かりますか?

もちろん私のではありません(笑)

私が住んでるくらいだから、全然高級なマンションではないので、
最初に見た時は「何でこんなもんが!?」って焦りました。
だって本当に無造作に、青空駐車でポンと止まってるんですよ。。。
(両隣の車を見たら違和感が分かってもらえるはず)

こちらにいると、日本ではお目にかかったことも無いような高級車が普通に走ってたりします。
こっちの人ってあんまり真面目に働いているように見えないんですけどね(失礼)

まあ目の保養にはとても良いです(笑)

間違っても自分の車ぶつけたりしないように気を付けよ。。。

Keep loosening [イギリス留学記]

さて、私はリアにフリーハブを使っている、今時もはや化石のような人間です。

クリープ号って、AS30(左右非対称のBB30)+専用クランクの超特殊規格なんですが、
実は意外と簡単にリアフリー化が出来てしまいます。

なぜなら、クランクにフリーギアを取り付けるスプライン部はシマノのカセットスプロケットと同じ規格だから。
シングル用のスプロケットを付けて、フリーギアより幅が薄い分だけスペーサーを入れてやるだけ。
純正のロックリングで締めてやれば固定できます。

こんな感じ。
DSC_0140s.jpg

さて、最近困ったことがあります。
このロックリングが、やたらと緩むのよ。。。

ま、締めりゃ良いんですが。
締める為には、左クランクを外して、右クランクと一体化したBBシャフトを引き抜く必要があるのですが、クリープ号のBB30のシャフトってベアリングと結構キツく嵌っていて、叩かないと入れたり抜いたり出来ないんですね。。。
他のメーカーのBB30って、シャフトはスポンと簡単に抜けるんだけどね。。

たぶん、シャフトとベアリング間のガタによる異音を嫌っての設計なんだと思うのだけど、何度も叩き入れたり抜いたりするのはこの嵌め合い部をどうも痛めるような気がして。

で、近所の自転車屋でこんなのを買ってきました。
DSC_0141s.jpg
これなら、シャフト抜かなくても増し締めできるかな??

試してみたら、少し爪を削らないと入らなそうです。
でもなんかイケそうな予感。

これはなかなか便利そうです。
他にも旧Tryall、HashtaggのBB30クランクの、フレームの外にベアリングのカップを付けるタイプなんかでも、クランクを抜かずに増し締めが出来るかも。
コレね↓
coupelle-gauche-pour-pedalier-hashtagg-bb30.jpg

出先で緩んだ時や、クランク外したくない時などは、
全周で掛けるタイプの工具よりも、
円周の一部が欠けているこちらのタイプの工具のほうが楽かもね。

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A Rainy Day [イギリス留学記]

5月になってもまだ肌寒い日が多いですが、あいかわらず雨が多いです。

しかし最近、岩が少しだけある公園を見つけたのでちょっと気に入っています。
ただ、そんなにシビアじゃないのであまり練習になっているとも思えません。

まあ乗れないよりマシか。

こっちに来てからもう半年、ストリートなどのきれいな地面でばかり乗っているので、
ラフな乗り方になってしまっている気がします。


https://youtu.be/7oU-nLst0As

しかしちょっとだけ副産物として収穫もあります。

1)最近リラックスして乗ることが出来るようになってきた気がする。
ラクチンな所ばかりで乗ってるだけなんですが(笑)

2)真直角ステアへの恐怖が減ってきた。
高さ1m、幅30cmくらいのステアも行けるようになってきた!成功率は高くないけど。

3)パラが少し進化。
高さの限界が上がってるわけじゃないけど、着地がピタッと収まるようになってきた。
動画の一番最後のパラ、高さはほぼ限界の115cmくらいですが、無理してる感じがしない。
リラックスして、タイミング良く動けば力まなくてもこの位いけることが分かってきた。
でも高さはこれで限界。不思議。

さらに、1mならリアで着地できるようになってました。

もしかしたら限界の高さ自体もこれから上がっていく前兆なのかも知れない。

たいてい、飛びが進化する時って、「今までの限界が楽に上がれる」とか、「リア着できる高さの限界が上がる」ことから始まる気がするから。


この間、ブログを徘徊していて、少し気になった方にコメントしたのですが、
パラの限界を上げていく時には「前輪先行」「両輪着地」「後輪着地」それぞれの限界を上げていったほうがリスクが少ないし、何より場面に応じて応用が効くと思うのです。

まあリア着地が必要な場面って少ないし、一番ハイリスクなんですけどね。
でも、前輪着地でリアを引き上げたりとかで稼ぐ前に、本当のジャンプ力がちゃんと付いているかを確認する為に、私はたまに練習に取り入れています。
まず正味のジャンプの高さが出てないと限界は上がりませんからね。

と言うわけで、リア着地を撮ってみました。
悲しいかな、帰って来て編集して気付いたのが、カメラアングルが低過ぎて身体がフレームアウトしてた。。。
ごめんなさい、こんなんでも参考になれば。。。

Unfortunate [イギリス留学記]

イギリスに来たら、是非行きたいと楽しみにしていたものがあります。

それはTarty Daysというイベント。
以前フォーク購入時に紹介したトライアルショップ「Tarty bikes」が主催するイベントです。

昨年の様子はこんな感じ

トライアル競技もあるみたいだけど、それ以外にも変わった催しが沢山あって楽しそうでしょ?
しかも、競技のトップライダーやビデオスタントの超有名ライダーなんかも沢山来るので、参加して良し、見て楽しんで良しのお腹いっぱいイベントになること請け合いな訳ですよ!

日本にはこんなイベント無いよね。
やっぱりこっちに来て改めて思うけど、まあ日本人って真面目な訳ですよ。
イベント=競技であって、点数がついて勝ち負けが決まって、ストイックに努力したヤツが報われておちゃらけ無用。みたいなのが基本的に好きな日本では、あまりこう言う発想って出て来ないのかもね。

別に日本のそれが良いとか悪いとか思ってはいないんだけど、
競技でなくたって、ストリートでぶっ飛ぶとかノーブレーキとか、あるいはマウンテントレイルと融合したり、果てはロードバイクでトライアルしてみたり、何でもありな、そんな「多様性」を生み出してきた、イギリスらしいイベントだよなあと思います。


そして今年!
ついに日本人として(恐らく)初めて参加しちゃいます!

毎年6〜7月頃に開催されるそうなので告知を楽しみにしていました。

そしてついに
Tarty bikesのホームページにアナウンスが。

「今年は開催しません。」


・・・チーン。

はい。「持ってない」男、スミでした。

ディスクブレーキとホイール剛性(その3) [エンヂニアりんぐ]

ディスク用のハブはボディのねじれ剛性も大切だよね。

・・・という話をした後で、
何となく、Cleanのページを見に行ったら、こんなハブが。
clean_hubV2.jpg

ディスク側へと太くなっていく極太ボディ。
さすが。分かってらっしゃる。

しかし画像から判断するに、28Hっぽい。
20インチならば十分だと思うけど、26インチだとやっぱり32Hが欲しいよね。
まあAbel選手は20インチがメインだし、ディスクブレーキ自体、20インチで使われることがほとんどだから26インチで使うことは想定してないのかも。

あと、これ絶対値段高いと思う。。。手間隙掛かってそうだもん。
各寸法、重量、値段などはまだ知らないけど、私の性能位置付けグラフでは恐らく「Jitsie Race」辺りと同格なんじゃないかな。


しかし超軽量のよりは、やっぱ26インチはブレーキの剛性感で選んだほうが良いんだろうな。

うーん。

そんなにフロントブレーキの剛性感にこだわるならリムブレーキにしろって?
・・・だってディスク専用フォーク買ったばかりだし。。。

しかし悩んでるうちに「今のままでもいっか。。」となるんだろうな。
壊れたら換えよう。とか言って、きっとフロントハブなんてそうそう壊れないから、そのまんまな予感。
これもいつものパターンですね(笑)

ディスクブレーキとホイール剛性(その2) [エンヂニアりんぐ]

私は素人なので、コンピュータで応力解析したりしてる訳ではない。
さらに、部品を設計、製作する訳でもないので、厳密な強度計算は不要。
もの凄く単純化した計算で「ザックリと」計算して遊んでいます。

もっとも、今回の私の目的が
「商品をある基準で相対的に比較したい」なので問題ありません。

※例えば「フランジ径が大きい28Hのハブ」と「フランジ径の小さい32Hのハブ」ってどっちが剛性が高いの?どっちが最終的に軽く仕上がるの?
って、ピンとこないでしょ?
重量はハブと、スポークが分かればすぐに分かるけど、
どっちが剛性あるかってのは、直感に頼って組む場合が多いでしょう?

その「直感」よりは、ザックリと計算してみたほうが、まだマシな判断基準になると言う訳です。

でもさすがにザックリしすぎると正確な比較が出来ません。
前回の計算では「ハブのねじれ剛性を無視」して計算しましたが、冷静に考えるとこれって重要だな。。。と思ったので、計算し直してみました。

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ディスクブレーキとホイール剛性 [エンヂニアりんぐ]

「エンヂニアりんぐ」コーナーではこれまでVブレーキについて書いて来ましたが、今回は色々思う所が有ってディスクブレーキ編です。

いまやロードバイクですらディスク搭載が増えて来ている世の中で、唯一時代に逆らっているのがトライアルの世界。
26インチは前後リムブレーキが主流だし、一時期は前後ディスクが標準になっていた20インチですら、一部のトップライダーがリムブレーキに戻していますね(特にフロント)。

軽量であるとか、ディスクローターをヒットするのが嫌とか、リムブレーキにするメリットは幾つかあると思いますが、
一番の理由は、ディスクでは避けて通れない「ホイールのたわみ」を嫌ってのことだと思います。
ホイールの中心のハブを止めるディスクブレーキは、スポークがたわむことでホイールが「ねじれる」分だけ、ロックさせて静止するまでにタイムラグが生じます。

一方、リムブレーキのほうがロックするまでのブレーキ力の立ち上がりが早く、ホイールのたわみの影響を受けないのでピタッと止めるのに向いています。

26インチのリアブレーキに関しては、フレームの耐久性も問題視されてきましたが、やはりこの「ブヨブヨ」感が払拭できずに淘汰されました。
しかし、フロントブレーキに関しては、下りのコントロール性などメリットもあり、今でもフロントはディスクが良いと言うライダーも多いと思います。

しかし、それでも例の「ブヨブヨ」感は気になります。
私もずっと気にはなってましたが、今回フォークを新調したところ、より一層ホイールの剛性不足が目立って来たのでちょっと考えてみました。

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